シンボリモントルー（1985年生、母スイートイサベル）

シンボリモントルー（1985年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のモガミ（当時9歳）と交配したスイートイサベルが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害29戦7勝2着2回。1991年の中山大障害（秋）(重賞)に勝利した他、1990年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月20日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（1988年）

2月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた4戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月24日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったコッレオーニから1馬身半差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタイスケボーイに約12馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月20日、中2週で迎えた10戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1989年）

3月5日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で成田均騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた12戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で成田均騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のベルアンドベルに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月7日、中5週で迎えた13戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で成田均騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で成田均騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で成田均騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた16戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で成田均騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で成田均騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のアクティブダイナをクビ差制して久方ぶりの一戦をモノにした。

12月23日、中2週で迎えた18戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で成田均騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1990年）

2月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で成田均騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のサイコーホークに半馬身の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。

4月7日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で成田均騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月3日、中7週で迎えた21戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月11日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は成田均騎手（14戦4勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月22日、中5週で迎えた23戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（15戦4勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（1991年）

1月15日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（16戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（17戦4勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた26戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた27戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は成田均騎手（18戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月22日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（19戦4勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（20戦4勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（21戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンアローに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月1日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で成田均騎手（22戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサポパイに3/4馬身の差をつけて6勝目をマークした。

12月21日、中2週で迎えた33戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で成田均騎手（23戦6勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリクリエンスに1馬身1/4の差をつけて3連勝で2つ目の重賞タイトルを獲得した。

7歳（1992年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で成田均騎手（24戦7勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月11日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で成田均騎手（25戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリクリエンスから約51馬身差の2着に敗北した。