イーフラッシュ（2000年生、母フラッシュメモリー）

イーフラッシュ（2000年4月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「母名より連想　（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ　Ｆｌａｓｈ）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時14歳）と交配したフラッシュメモリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋義浩。戦績は、中央平地4戦0勝、地方17戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の一般B17 C3。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた3戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

12月16日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のミキノマーマンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた6戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のコーリンワンダーをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（2004年）

1月15日、中1週で迎えた7戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイシンアザレアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレイトヴィクトリに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

3月23日、中2週で迎えた11戦目は、一般B17 C3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターウィンクに5馬身の差をつけて制した。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（6戦4勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベストセラーに5馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

5月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤシャボサツに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた16戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リトルグローリアスに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月12日、中2週で迎えた17戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（11戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で浜口楠彦騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウェルカムワールドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた19戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で浜口楠彦騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスターウィンクを半馬身振り切って6勝目を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リバービューティーに3/4馬身交わされて2着となった。