ハギノレジェンド（1987年生、母ハギノコトブキ）

ハギノレジェンド（1987年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時8歳）と交配したハギノコトブキが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地9戦2勝2着4回。1990年の京都4歳特別(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、インターパレスにクビ差交わされて2着となった。

2月3日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メジロマックイーンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のソルティーレディーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月21日、中8週で迎えた4戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったセンターショウカツにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

5月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳900万下の菩提樹ステークス（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルガイストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月14日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエイシンウイザードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた9戦目は、桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。