オールフォーユー（2013年生、母ラブアンドピース）

オールフォーユー（2013年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「全てあなたのために」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時14歳）と交配したラブアンドピースが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方22戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年のヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド高知第2戦(C3-4)。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3歳（2016年）

1月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた8戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月23日、中0週で迎えた10戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、アカヤガラの刺身特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミラーブルーナイトに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、柚子酢特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のリリークライマーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた12戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4歳（2017年）

1月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた15戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月28日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のイエスウチダに3馬身の差をつけて制した。

3月19日、中2週で迎えた19戦目は、すみれ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた20戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ウド特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた21戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド高知第2戦（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のレディオリオンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月14日、中2週で迎えた22戦目は、陽一朗誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた23戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、ヤイロチョウ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったブリーロに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月18日、中2週で迎えた24戦目は、祝最多勝利特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた25戦目は、竹内稔古希祝い特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ドレスアフェアーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月1日、連闘で迎えた26戦目は、東京ラスク特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた27戦目は、土佐赤岡絵金特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中田貴士騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中田貴士騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた29戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。