チョウカイライジン（1993年生、母マックスビューティ）

チョウカイライジン（1993年5月15日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時10歳）と交配したマックスビューティが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地35戦8勝2着1回、地方1戦0勝。2000年のアンタレスステークス(ハンデG3)で4着に入った他、2000年のオアシスステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

6月30日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は542kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月18日、中6週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサファリアーチストに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月5日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシキホーオーに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月23日、中6週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1997年）

1月18日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコバノスコッチに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月20日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（1998年）

1月24日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のリンガスエリートに1馬身1/4の差をつけて優勝

4月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のダイフウジンに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、5歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月12日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の’98フェアウェルステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦3勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6歳（1999年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

2月6日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（9戦3勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月7日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた19戦目は、5歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の欅ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーヨーペクターを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月26日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上1600万下のTUF杯（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るティークリッパーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月23日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンサンルイスをアタマ差振り切って7勝目を獲得した。

11月27日、中4週で迎えた23戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた24戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7歳（2000年）

1月16日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた26戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた27戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、4着に入った。

5月7日、中1週で迎えた28戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンコウスプレンダをクビ差振り切って優勝

6月18日、中5週で迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月28日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた31戦目は、G3の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた32戦目は、師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦3勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8歳（2001年）

5月26日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンの北陸ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。