ダイフウジン（1993年生、母スイートメラニー）

ダイフウジン（1993年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイネスフウジン（当時6歳）と交配したスイートメラニーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地20戦5勝2着2回、地方13戦4勝2着1回。2000年のみなづき特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

4月28日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドラマチックシチーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホクセツランナーをクビ差振り切って優勝

6月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦2勝）。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4歳（1997年）

2月8日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月22日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のダイイチツヨシに3馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（6戦3勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のナショナルスパイに1馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5歳（1998年）

1月17日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で松本達也騎手（7戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したヤマニンリボルバーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月14日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で松本達也騎手（8戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のハギノハンターに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3月15日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松本達也騎手（9戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で松本達也騎手（10戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したチョウカイライジンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月31日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松本達也騎手（11戦5勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松本達也騎手（12戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で松本達也騎手（13戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

6歳（1999年）

1月9日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で松本達也騎手（14戦5勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7歳（2000年）

1月5日、約12か月の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で松本達也騎手（15戦5勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月13日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で松本達也騎手（16戦5勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で松本達也騎手（17戦5勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月18日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で松本達也騎手（18戦5勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい最後はエプソムシアターと並んで7着同着となった。

4月9日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で松本達也騎手（19戦5勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、みなづき特別（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエムジーロードに7馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月26日、中4週で迎えた22戦目は、高岳特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のツインクルパレスに5馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

11月13日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島洋三騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8歳（2001年）

1月22日、中9週で迎えた24戦目は、高岳特設（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中島洋三騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のミハタタイシに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月20日、中3週で迎えた25戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、高岳特設（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞の開設73周年記念（荒尾ダート2150m 小雨/稍重）に出走。鞍上は中島洋三騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた28戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般（益田ダート1350m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9歳（2002年）

3月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般（益田ダート1350m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた30戦目は、上田浩喜騎手を鞍上に迎えて、一般（益田ダート1350m 晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般（益田ダート1350m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルエイワンに3/4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月25日、連闘で迎えた32戦目は、ハンデ戦の一般（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャダヴァンから4馬身差の2着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の高島特別（益田ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。