ケイリンボス（2011年生、母マリンフェスタ）

ケイリンボス（2011年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ボス」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したマリンフェスタが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着1回、地方10戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の富嶽賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

4月19日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のライロアに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

10月11日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したウインネオルーラーにアタマ差届かず2着となった。

12月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた11戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイワクラギンガに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月4日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月12日、連闘で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（5戦0勝）。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた21戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の帯広特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

11月14日、中8週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月27日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2016年）

1月17日、中2週で迎えた27戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

1月31日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（8戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るティアップブロンドをクビ差だけ差し切って3勝目を収める

3月26日、中7週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（9戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた30戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアナザーバージョンを半馬身振り切って4勝目を獲得した。

6月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の三宮ステークス（阪神ダート1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（11戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

7月2日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6歳（2017年）

3月15日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた35戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4月16日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた36戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から33kg絞って迎えた37戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月8日、中4週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた38戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた39戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月15日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた40戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた41戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、サファイア特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に終わった。

10月9日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた42戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は木村直輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

11月16日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた43戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。