トーセンキングダム（1999年生、母ダービーキングダム）

トーセンキングダム（1999年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したダービーキングダムが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方17戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台牧場から「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、社台牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、島川隆哉によって1,008万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

11月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/不良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2002年）

3月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月29日、約9か月半の休養明けで迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホクザンプレジャーを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアトムスプリングに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C7（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、最後はミラクルソフトと並んで3着同着となった。

3月7日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C7（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデザートヒルを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C6（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサクラトルネード決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月17日、中7週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

8月31日、中7週で迎えた13戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンリックに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のウラカワエリートに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた16戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエムティラックに3馬身の差をつけて優勝

11月22日、中5週で迎えた17戦目は、御所湖特別（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンシンバルから3/4馬身差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルゼンアカデミーから1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた20戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、田瀬湖特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2004年）

7月4日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（4戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた23戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（7戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。