キングコングパワー（2003年生、母ダイアマミー）

キングコングパワー（2003年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグランドオペラ（当時19歳）と交配したダイアマミーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桑嶋峰雄。戦績は、地方16戦2勝2着1回。2006年のロータスクラウン賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑嶋峰雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐々木洋一厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2005年）

9月16日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウェイオブグローリを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のエリカ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアザレア特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3歳（2006年）

5月5日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシュガービーンズを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、秋涼特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイアイドルフィンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズCホームタウンカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月18日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のJBCカウントダウン15（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。