シエーラスイン（1983年生、母ニットウビューティ）

シエーラスイン（1983年6月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンプリンス（当時14歳）と交配したニットウビューティが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は1988年の蔵王特別(400万下)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

4月29日、デビュー戦は4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/重）に出走。馬体重は470kg。鞍上は酒井健二騎手。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したオールパーパスにクビ差届かず2着となった。

5月10日、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したハマノファリングを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月1日、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月15日、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のオギエスコンディドを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（1987年）

6月7日、5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月27日、5歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月5日、5歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月26日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月22日、4歳以上400万下（新潟芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月6日、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったトミケンスワローにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月26日、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月11日、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で増沢末夫騎手。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に終わった。

11月1日、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は酒井健二騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（1988年）

8月27日、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月17日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、逃げるコマツソロンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月2日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったオンワードレオにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、4歳以上400万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

10月30日、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、4歳以上400万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/不良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はドゴールシンボリと並んで1着同着となった。

12月18日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、最後はセントアイアンと並んで3着同着となった。

6歳（1989年）

1月16日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月5日、5歳以上400万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったハセノトップインにねじ伏せられて約10馬身差の2着に敗北した。

3月11日、5歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月20日、5歳以上400万下（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。