オンワードレオ（1984年生、母オンワードカオリ）

オンワードレオ（1984年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時15歳）と交配したオンワードカオリが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

中村広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月7日、デビュー戦は伊藤栄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤栄騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤栄騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノミラーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳400万下の万両賞（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤栄騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（1987年）

1月31日、中5週で迎えた6戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4歳（1988年）

3月6日、約12か月半の休養明けで迎えた8戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月27日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は今井規和騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグーテンタークを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月7日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったケンタッキーパイクに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の’88ダービースタリオンズステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤栄騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の霞ヶ城特別（福島芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤栄騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤栄騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤栄騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤栄騎手（10戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシエーラスインに1馬身半の差をつけて制した。

10月22日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で伊藤栄騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみちのく特別（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で伊藤栄騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。