ワンダーフロレゾン（2010年生、母ワンダーヘリテージ）

ワンダーフロレゾン（2010年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋開花（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したワンダーヘリテージが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はフクダファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のジューン特選(C1-1)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月26日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

3月23日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず18着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

8月17日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたワースムーン決め手に屈してハナ差の2着となった。

10月20日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

12月1日、中5週で迎えた7戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

4歳（2014年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、紅梅賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、沈丁花賞（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カシノマイラヴにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月2日、中2週で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミヤノダイアナに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月22日、中2週で迎えた11戦目は、若葉賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ケージーマサムネにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリネンベッテルに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、長崎街道木屋瀬宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリーンヒットを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、ジューン特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のクリーンヒットに3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5歳（2015年）

1月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた17戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。