ロシアンブルー（2016年生、母ヒシレーシー）

ロシアンブルー（2016年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ロシア＋青」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したヒシレーシーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は飛渡牧場。2018年のオパール特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月9日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスティールジェンヌに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクルーズラミレスに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのオパール特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ステッペンウルフに半馬身交わされて2着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のアースヒメに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳M2のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2019年）

7月21日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

7月27日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

8月24日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

2019年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた12戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のコーラルに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

4歳（2020年）

1月15日、中2週で迎えた13戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のナツノトビラに1馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

3月25日、中9週で迎えた14戦目は、見沼区の花クマガイソウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた15戦目は、のびのびシティさいたま市賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

7月3日、中9週で迎えた16戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、浦和はSPAT4で!ポイントGET賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクレバーレディーに2馬身の差をつけて制した。

7月24日、中2週で迎えた17戦目は、夏木立特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナツノトビラに1馬身半の差をつけて7勝目を手中に収めた。

9月23日、中8週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のテレ玉BACHプラザ特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた19戦目は、陽月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルグアンチェに4馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

11月26日、中4週で迎えた20戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5歳（2021年）

1月6日、中5週で迎えた21戦目は、カトレア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

2月22日、中6週で迎えた22戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初音特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた23戦目は、ルビー特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた24戦目は、海の日特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の夕涼み特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた26戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、曼珠沙華特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた27戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、小春特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

2022年3月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。