クルーズラミレス（2016年生、母クリスタルブランカ）

クルーズラミレス（2016年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時12歳）と交配したクリスタルブランカが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内酒井牧場。2019年のウイナーカップ(M3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

黒川智貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月6日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の「AIRDOメルマガ」賞（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマノプレミアムに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったゲッテルフンケンに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月4日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったロシアンブルーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阪野学騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2019年）

1月16日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の国内シェアNo.1!ヒロハマ缶パーツ記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

2月25日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、3歳戦のありがとう、渡辺周平よ、永遠に…杯（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るラッキーメッセージを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月22日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のグレースレジーナをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた11戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳M3のウイナーカップ（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエイムサシを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

12月17日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、カイジ大好きYouTuber杯（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、アルマライルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2020年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、白富士特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたビッグバジェット決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、あつぎ飯山桜まつり特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイチャンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月17日、中2週で迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、如月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したゴーフォワードにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月13日、中3週で迎えた16戦目は、弥生特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、四葉のクローバー賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた18戦目は、ナミ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたリセット決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、ミッドサマー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた20戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、涼秋特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた21戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ビークイックに半馬身交わされて2着となった。