ゲッテルフンケン（2016年生、母トーワフォーチュン）

ゲッテルフンケン（2016年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時10歳）と交配したトーワフォーチュンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。2018年のリリーカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2018年のウィナーズチャレンジ12で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、MMCによって669.6万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月31日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月17日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクルーズラミレスに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アークヴィグラスに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ12（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ミスシェーンハイトにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2019年）

3月7日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた8戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブースター賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のスティールジェンヌをクビ差振り切って1番人気に応えた。

6月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のはやて賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のラピッド賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のハーベストタイムに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月2日、中3週で迎えた11戦目は、小野ファームミルクジェラード賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。