ヘクターバンダム（1997年生、母バンダムクミ）

Hector Bandam

1997.03.22

ヘクターバンダム（1997年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時9歳）と交配したバンダムクミが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の一般C3十。

経歴

デビュー前

寺田新太郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2000年）

12月9日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、サブロックジョージに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2001年）

6月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリエンタルスターに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、一般C3二（大井ダート1590m 内回り 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月31日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、一般C3一二（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

5歳（2002年）

1月7日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3五六（大井ダート1590m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3五六（大井ダート1590m 内回り 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3四五（大井ダート1490m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

2月19日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3四五（大井ダート1490m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3十（大井ダート1590m 内回り 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハネダケーティングを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。