ザナイツ（2017年生、母ホワイトポイント）

ザナイツ（2017年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「騎士」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したホワイトポイントが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は福本次雄。2021年の見沼区オープンガーデン賞(一般C1七)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木康治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、エクワインレーシングによって626.4万円で落札された。2歳のとき、エクワインレーシングから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、竹下浩一によって1,836万円で落札された。

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月29日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

5月17日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

7月23日、中9週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、様似観音山公園賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラクロワゼットを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のミルクティーカラーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴィンツァラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月4日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジョウハリに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月22日、中2週で迎えた9戦目は、川越市「蔵造りの町並み」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のナンセカンセに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月29日、中4週で迎えた10戦目は、見沼区オープンガーデン賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーシャンスケイプに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、かに座特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のハニーコーンをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

8月25日、中7週で迎えた12戦目は、アザミ特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月22日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、晩冬特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワンダークラドートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

4月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牡牛座特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

8月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた15戦目は、獅子座特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月21日、中5週で迎えた16戦目は、三峰山特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6歳（2023年）

9月13日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、カンガルー賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドラゴンスローンに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。