ラクロワゼット（2017年生、母コスモパルムドール）

ラクロワゼット（2017年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスのカンヌ花火芸術祭で花火のあがる海沿いの大通り名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したコスモパルムドールが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はグランデファーム。主な勝ち鞍は2021年の足袋蔵のまち行田賞(一般C3三四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランデファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、梶本尚嗣によって518.4万円で落札された。

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月26日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2020年）

7月23日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、様似観音山公園賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したザナイツを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、平取和牛導入58周年記念賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジータガールに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中2週で迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったプライオリティーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、道の駅樹海ロード日高賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったペイシャスワンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスマートワイバーンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2021年）

4月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したトレメンドにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月3日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、足袋蔵のまち行田賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロッカーモーションを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

7月18日、中6週で迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロマンスストーリーを豪脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

9月4日、中6週で迎えた13戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた15戦目は、千葉県畜産フェア賞4（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5歳（2022年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた17戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。