スマートワイバーン（2017年生、母ハイジトウショウ）

スマートワイバーン（2017年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの架空の怪物の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したハイジトウショウが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。主な勝ち鞍は2021年の秩父の野菜はおいしいで賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

4月11日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月13日、中8週で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月21日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンアンベリルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のラクロワゼットを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月29日、連闘で迎えた7戦目は、つわぶき特別（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた8戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、レイジングリヴァーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた9戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のウインベザントに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

2月5日、中2週で迎えた10戦目は、秩父の野菜はおいしいで賞（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のアイモンスターを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。