ヤマニンアンベリル（2014年生、母ヤマニンファセット）

ヤマニンアンベリル（2014年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋美しくする（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時17歳）と交配したヤマニンファセットが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2021年のレブンソウ特別(一般C12 C21)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

6月11日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4歳（2018年）

4月19日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた2戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイキャストに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月31日、中5週で迎えた3戦目は、平取町芽生すずらん群生地賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のビービーレジーナに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月3日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5歳（2019年）

6月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、まるごと!エンタメ～ション賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ナツコダチにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、キャプテン朝飛賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、クイーンズサエに交わされて4馬身差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、アレグロに交わされて5馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた10戦目は、JA共済3Qカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、フォアシザフューチに交わされて2馬身差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、鳳仙花特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林靖幸騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、オニユリ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、サマーアイランドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた14戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた15戦目は、イロハモミジ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したコマノヴァンドールにクビ差届かず2着に惜敗した。

6歳（2020年）

9月8日、約10か月半の休み明けで迎えた17戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道日高管内商工会連合会賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、マイネルシスネロスに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、ルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスマートワイバーンに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月29日、中2週で迎えた20戦目は、つわぶき特別（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のデルマシャイヨーに1馬身の差をつけて制した。

7歳（2021年）

4月15日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のハニューハントに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月28日、中1週で迎えた22戦目は、寿都町バジル焼酎完成記念特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、ヤマブキ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、デュアルキャリアーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、レブンソウ特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のエランヴィタールをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、月形樺戸博物館特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、あっさぶふるさと夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた27戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。