サマーアイランド（2016年生、母ジュリエットソング）

サマーアイランド（2016年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夏の島」。毛色は青毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したジュリエットソングが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は酒井牧場。主な勝ち鞍は2020年の東京トゥインクルファンファーレ賞(一般C1 C2)。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月20日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3月10日、中6週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月12日、中9週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロージーロージーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルバスに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月16日、中2週で迎えた6戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、キャンドゥにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月30日、中1週で迎えた7戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた8戦目は、オニユリ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンアンベリルを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、クレオメ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイウェイカイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、百日草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラトーヌシャインに2馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

10月16日、中1週で迎えた11戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた12戦目は、JBC浦和カウントダウン4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で服部茂史騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月31日、中8週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で服部茂史騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバニラオーキッドに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2020年）

1月23日、中2週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニュープランに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒューリスティクスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月17日、中5週で迎えた16戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた17戦目は、千鳥ヶ淵賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したメガゼウスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のリッキーに2馬身半の差をつけて7勝目をマークした。

5月22日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

6月1日、中0週で迎えた20戦目は、東京トゥインクルファンファーレ賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスペースコロニーに4馬身の差をつけて8勝目を奪取した。