デルマシャイヨー（2016年生、母エイコオシャトル）

デルマシャイヨー（2016年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランスのシャイヨー宮より」。毛色は青毛。種牡馬のケイムホーム（当時17歳）と交配したエイコオシャトルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤泰博。主な勝ち鞍は2020年のフジツツジ特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、萩澤泰博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、萩澤泰博から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、グリーンマイルトレーニングセンターによって86.4万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

3歳（2019年）

4月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

5月30日、中7週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコウジンシックスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアヴェントゥリストを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

12月22日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ウマバラ特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアウグローニに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月31日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ビーサプライズドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月29日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のボルトギーニに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、クロッカス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた14戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、ユキワリイチゲ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のホワイトソニックに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月17日、中2週で迎えた15戦目は、フジツツジ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のパイクステソーロに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月23日、中4週で迎えた16戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリワードブルトンを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月13日、中2週で迎えた17戦目は、ビオラ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、アツモリソウ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、ハコベグサ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた20戦目は、ハマボウフウ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、星の降る里あしべつ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた22戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、羊のまち士別特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた23戦目は、北海道OFF STYLE特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた24戦目は、リンドウ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月1日、中1週で迎えた25戦目は、クールガイ大智特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（9戦3勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、白樺特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた27戦目は、つわぶき特別（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマニンアンベリルを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月14日、中6週で迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

5歳（2021年）

1月3日、中2週で迎えた29戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、毘沙門天賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中涼騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中涼騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた32戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた33戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた35戦目は、ファイナルアンサー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた36戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、いて座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた37戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた38戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、さそり座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた39戦目は、てんびん座特選（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた40戦目は、わし座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。