トウケイファイヤー（2002年生、母ワンタッチ）

トウケイファイヤー（2002年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したワンタッチが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、地方26戦5勝2着4回。2004年のハイセイコー記念(地方重賞)に勝利した他、2005年の京浜盃(地方重賞)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2004年）

6月14日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシャコーテーストに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアスリートフェアに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月16日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンの'04ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したハッピーパスポートを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月17日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアスリートフェアに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

11月11日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハリケーンストームに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月27日、中6週で迎えた7戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボンネビルレコードに4馬身の差をつけて制した。

3歳（2005年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、シーチャリオットに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中6週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（8戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で有年淳騎手（9戦5勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月16日、中9週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で有年淳騎手（10戦5勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたボンネビルレコード決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で有年淳騎手（11戦5勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2006年）

1月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの’06ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイブキオネストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月21日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は有年淳騎手（12戦5勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた16戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（13戦5勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（14戦5勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（15戦5勝）。12頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

11月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、’06勝島賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（16戦5勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ最後はウエノマルクンと並んで4着同着となった。

12月31日、中4週で迎えた20戦目は、ゆりかもめオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（17戦5勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5歳（2007年）

2月22日、中7週で迎えた21戦目は、’07ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（18戦5勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（19戦5勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた23戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（20戦5勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた24戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で有年淳騎手（21戦5勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で有年淳騎手（22戦5勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた26戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で有年淳騎手（23戦5勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。