キングシュウキチ（2003年生、母ダイナオリーブ）

キングシュウキチ（2003年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハクタイセイ（当時16歳）と交配したダイナオリーブが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道斜里郡小清水町、生産者は（有）千島北斗牧場。戦績は、地方27戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の清明特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千島勇一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小田吉男によって126万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

10月28日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は461kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフルーリーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

1月10日、中6週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた5戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

4月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンディボーイに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したルークウッドにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のツインロマン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアストリッドを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

8月9日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマイルタッチをアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1二（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったラブリーバローズにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4歳（2007年）

5月4日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（7戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた16戦目は、芒種特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月6日、中2週で迎えた17戦目は、彦星特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月20日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（11戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るノースブラックを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

9月26日、中4週で迎えた20戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の紅葉特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（13戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた22戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた23戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

5歳（2008年）

2月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 雪/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた25戦目は、しらこばと賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中力騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3月6日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、草萌特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた27戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミステリーゴットをクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。