ウインモリオン（2018年生、母コスモクリスタル）

ウインモリオン（2018年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+黒水晶」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時18歳）と交配したコスモクリスタルが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C4-3。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,300万円（3.25万×400口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月20日、デビュー戦は小林脩斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、安平町「馬歯酒」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエムケードリームに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、アレッタレジーナに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したナッシュカッツェを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズロビンソンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月12日、中3週で迎えた9戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったゴッドオブロンドンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月6日、中7週で迎えた10戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウルトラヨウコをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

2月3日、中3週で迎えた11戦目は、フォルトゥーナ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダークオブザナイトに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月4日、中3週で迎えた13戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた14戦目は、馬い!淡路島ごっさ玉ねぎ発売記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2023年）

2月2日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウオウに5馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

3月3日、中1週で迎えた17戦目は、桃の花賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したゼロカラにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月7日、中4週で迎えた18戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラピッドフロウに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月16日、中5週で迎えた19戦目は、小田原北条氏誕生500年記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったデルマニンフにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中3週で迎えた20戦目は、アッヴェラルシ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパーティーモードに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月3日、中2週で迎えた21戦目は、声優原奈津子生誕記念STLDASHC2一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、大返し賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた23戦目は、あと9日! 第107期騎手候補生募集（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョーレイラニを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って制した。

12月12日、中4週で迎えた24戦目は、葉牡丹賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したヒノデミッチーにクビ差届かず2着に甘んじた。

6歳（2024年）

1月1日、中2週で迎えた25戦目は、三茄子賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた26戦目は、インディ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴィオレントアズルをクビ差振り切って8勝目を奪取した。

2月22日、中2週で迎えた27戦目は、菜の花特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた28戦目は、セイモア賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた29戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ミリオネア賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた30戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、オプレンシア賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた31戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた32戦目は、水無月特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンテラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた33戦目は、向夏特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムフォンテにハナ差届かず2着となった。

7月22日、中1週で迎えた34戦目は、文月特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた35戦目は、盛夏賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた36戦目は、早秋賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた37戦目は、神無月特別（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた38戦目は、錦秋賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。