マチカネホクシン（1997年生、母Hula Colony）

マチカネホクシン（1997年3月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のRunaway Groom（当時18歳）と交配したHula Colonyが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地40戦2勝2着4回。2000年のNHKマイルカップ(G1)で3着に入った他、1999年の朝日杯3歳ステークス(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

9月5日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバミューダクルーズを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月25日、中2週で迎えた2戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトップコマンダーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2000年）

2月6日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月8日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンプレストンにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた9戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月19日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったトロットスターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2001年）

1月5日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた14戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた16戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた17戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月10日、中6週で迎えた18戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず17着に終わった。

6歳（2003年）

2月8日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず15着に終わった。

2月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月16日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したグリーリーランドにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月20日、中2週で迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の中京競馬場開設50周年記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

7月5日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

7月26日、中2週で迎えた28戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた29戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月19日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルーショットガンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月15日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた34戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

7歳（2004年）

1月24日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず最後はナイトフライヤーと並んで7着同着となった。

2月7日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8歳（2005年）

7月2日、約17か月の休養明けで迎えた37戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた38戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた40戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。