エアピザレー（2011年生、母エアリカコ）

エアピザレー（2011年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最後の一手（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時10歳）と交配したエアリカコが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の湯浜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

2月23日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したブレイヴリーを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

10月4日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズカローラーを自慢の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

3月1日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったザトゥルーエアーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月13日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5歳（2016年）

3月13日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたナスノセイカン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

5月22日、中9週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたカルヴァリオ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケンホファヴァルトをアタマ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月16日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2017年）

3月11日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月23日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月12日、中3週で迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。