ベストクィーン（1996年生、母ミヤマウイナー）

ベストクィーン（1996年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスラヴィック（当時9歳）と交配したミヤマウイナーが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。戦績は、地方40戦6勝2着9回。1999年のひまわり賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上村清志から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

村上実厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1998年）

8月31日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったケリーウッドから4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマグニスピードオーに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳B（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳A（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月12日、中5週で迎えた5戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロバリーダッシュから4馬身差の2着となった。

3歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳B（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルイシオーカンに3馬身の差をつけて制した。

4月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳B（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダーパークに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月5日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイメロディから1馬身差の2着となった。

5月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルケイゲインから3馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマルイシオーカンをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

7月25日、中5週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート1800m 小雨/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウツミタニカゼに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月23日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、一般B（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で村上忍騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、一般B（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で村上忍騎手（15戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセイグンリンボーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般B（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で村上忍騎手（16戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で村上忍騎手（17戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のスターロード賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた20戦目は、スピカ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7月11日、中4週で迎えた21戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ブルームーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月16日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5歳（2001年）

2月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた23戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2二（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月27日、中3週で迎えた25戦目は、一般B2二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた26戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ダンディアローにクビ差交わされて2着となった。

5月6日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のエメラルド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったワンダートップランにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中3週で迎えた28戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリオールボナンザに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の’01シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のパームツリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

8月10日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の’01トワイライトカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ラストトゥインクル賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したマイニンハットを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月28日、中1週で迎えた34戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6歳（2002年）

1月25日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のエレガント賞（大井ダート1790m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったユキノエイスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の池月・磨墨賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

3月4日、中2週で迎えた37戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月6日、約5か月の休養明けで迎えた38戦目は、ハンデ戦のホマルハウト賞（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の’02アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた40戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。