エビスタイクン（1998年生、母オープニングラン）
Ebisu Tycoon
1998.04.30
エビスタイクン（1998年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時15歳）と交配したオープニングランが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、地方40戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2001年の3歳。
経歴
デビュー前
中村秀夫厩舎（浦和）へ入厩。
2歳（2000年）
11月24日、デビュー戦は本間光雄騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフツロリンカーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
12月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間光雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。
3歳（2001年）
1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本間光雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。
2月19日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、須藤一弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
3月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須藤一弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。
4月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須藤一弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。
5月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で須藤一弘騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。
5月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で須藤一弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
6月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で須藤一弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
7月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で須藤一弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。
7月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で須藤一弘騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。
8月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で須藤一弘騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
9月5日、中4週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で須藤一弘騎手（9戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のティファニーレディを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。
10月16日、中5週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で須藤一弘騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。
11月6日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦の3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で須藤一弘騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
12月3日、中3週で迎えた16戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。
4歳（2002年）
11月13日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、笹原直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。
11月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。
12月19日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
5歳（2003年）
1月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3三イ（浦和ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキャンノットライを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
2月17日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、一般C3二イ（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。
3月13日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた22戦目は、一般C3二ア（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。
4月3日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。
5月8日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、一般C3四（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったミナーズマシンガンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
6月19日、中5週で迎えた25戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。
7月10日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で見沢譲治騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。
8月1日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で見沢譲治騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイティーホープを3/4馬身振り切って3勝目を収める
9月8日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3三四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で見沢譲治騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったコスモファイターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
9月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で見沢譲治騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたニホンピロシュート決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
10月17日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で見沢譲治騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したラヴスリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
11月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で見沢譲治騎手（13戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。
12月12日、中2週で迎えた32戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、’03船橋ジョッキーズグランプリ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。
12月26日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2八（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（14戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
6歳（2004年）
1月28日、中4週で迎えた34戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったザスピカに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
2月24日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（15戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
3月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（16戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
4月5日、中3週で迎えた37戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。
8月24日、約4か月半の休み明けで迎えた38戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトシコダンサーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。
9月10日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた39戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたベストウイナー決め手に屈してアタマ差の2着となった。
10月13日、中4週で迎えた40戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。