タヤスウォークライ（1997年生、母オースミパール）

タヤスウォークライ（1997年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時9歳）と交配したオースミパールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）日向牧場。戦績は、地方37戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年のこぎつね座特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、サラブレッドホールから「プレミア3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、横瀬俊三によって840万円で落札された。

柿本政義厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

12月31日、デビュー戦は柿本政男騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったジュウジアイに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

3月8日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤマノハイキングに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジュウジアイに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のライラック特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の若松特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタケノシマントに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のサルビア特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿本政男騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のミレニアムカップ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柿本政男騎手（6戦3勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた8戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で柿本政男騎手（7戦3勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月19日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、福岡登騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4歳（2001年）

1月10日、中2週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四イ（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿本政男騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたユーコーエル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月14日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（9戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5歳（2002年）

2月26日、約10か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2五（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトミケンボーイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中3週で迎えた15戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2三ア（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジェイドクンをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

4月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の緑風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた18戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、カーネリアン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1九十（大井ダート1490m 内回り晴/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバンブーヒカリオーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月21日、中1週で迎えた22戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエンゼルタマテスコをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月2日、中5週で迎えた23戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（4戦3勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた24戦目は、霜月特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた25戦目は、ラピスラズリ特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6歳（2003年）

1月24日、中6週で迎えた26戦目は、初春特別（船橋ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

12月12日、約10か月半の休み明けで迎えた27戦目は、トルコ石特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦3勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7歳（2004年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、一般C2一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（6戦3勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた30戦目は、一般C2一イ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた31戦目は、花まつり特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（9戦3勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月7日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したヤマノオーシャンにアタマ差届かず2着となった。

5月26日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（11戦3勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

6月16日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（12戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月26日、中0週で迎えた35戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（13戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタイコウカプリスを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月25日、中3週で迎えた36戦目は、つる座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のシンカンキヨフジに1馬身の差をつけて8勝目をマークした。

8月17日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦のデネブ賞（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎駿騎手（15戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。