シリウススポート（2002年生、母ダンツシリウス）

シリウススポート（2002年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したダンツシリウスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長田ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方24戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上B3二。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月16日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

12月5日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月30日、約9か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月8日、中5週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリノトップオーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた9戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた11戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマダムアルウェンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソロイモンに1馬身半の差をつけて制した。

8月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦聡志騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレディハヤテに1馬身半の差をつけて優勝

8月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2二（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松浦聡志騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハヤザキを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2一（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦聡志騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた20戦目は、JBCカウントダウン30淡路国生み特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で松浦聡志騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンシングヒミコに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月19日、中1週で迎えた21戦目は、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松浦聡志騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

11月16日、中3週で迎えた22戦目は、サンスポ御堂筋特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松浦聡志騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で松浦聡志騎手（11戦4勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニシネマイネルラヴを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2007年）

4月3日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で松浦聡志騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルジーベックに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（13戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（14戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた29戦目は、「姫路菓子博2008」ひめか特別（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドインパルスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。