ワンダーリーデル（2013年生、母アストレアピース）
Wonder Lider
2013.04.24
ワンダーリーデル（2013年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+リーダー(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時13歳）と交配したアストレアピースが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大島牧場。2021年のフェブラリーステークス(G1)で3着に入った他、2019年の武蔵野ステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2015年）
12月5日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は540kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。
12月26日、中2週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。
3歳（2016年）
1月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のケンコンイッテキに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
1月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のごぎょう賞（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。
2月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。
3月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。
5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
6月18日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドヴェルサスに2馬身半の差をつけて優勝
6月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るハラペーニョペパーを豪脚でクビ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。
11月26日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。
4歳（2017年）
5月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。
6月4日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメイショウボンロクをクビ差振り切って4勝目をマークした。
6月24日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
7月22日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
5歳（2018年）
4月29日、約9か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦3勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。
5月13日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のBSイレブン賞（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビックリシタナモーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
6月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。
10月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。
11月25日、中6週で迎えた19戦目は、オータムリーフステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
6歳（2019年）
1月14日、中6週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。
1月27日、中1週で迎えた21戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。
2月17日、中2週で迎えた22戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。
5月25日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
6月22日、中3週で迎えた24戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサトノアッシュに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする
10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。
11月9日、中4週で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のタイムフライヤーに1馬身1/4の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。
12月1日、中2週で迎えた27戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。
7歳（2020年）
2月2日、中8週で迎えた28戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。
2月23日、中2週で迎えた29戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。
3月10日、中1週で迎えた30戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。
7月12日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。
8月9日、中3週で迎えた32戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。
10月12日、中8週で迎えた33戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。
2020年10月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
11月14日、中4週で迎えた34戦目は、G3の東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。
8歳（2021年）
1月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したレッドルゼルにアタマ差届かず2着となった。
2月21日、中2週で迎えた36戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。
10月10日、約7か月半の休養明けで迎えた37戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。
11月13日、中4週で迎えた38戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。
2021年11月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。