ビコージェネラル（2003年生、母Northern Aspen）

ビコージェネラル（2003年3月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋将軍」。毛色は栗毛。種牡馬のFusaichi Pegasus（当時6歳）と交配したNorthern Aspenが22歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の多摩川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

12月18日、中9週で迎えた2戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマチカネノワキを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2006年）

4月9日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバルバロにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

5月13日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、リワードジオンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デイフラッシュに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユノナゲットをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

4歳（2007年）

2月4日、中6週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7月22日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエイシンハンコックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月9日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のボストンキコウシをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では豪脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のビッグポパイに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

11月10日、中1週で迎えた16戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2008年）

4月27日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月14日、中6週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

6歳（2009年）

3月1日、約8か月半の休養明けで迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。