バルバロ（2003年生、母クラフテイワイフ）

バルバロ（2003年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「素晴らしい（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時9歳）と交配したクラフテイワイフが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人によって4,830万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月3日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリザーブカードに半馬身届かず2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月4日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3歳（2006年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のパワーコレクターをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月26日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びで猛進したが、勝ったジョウテンロマンにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビコージェネラルをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

9月10日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4歳（2007年）

4月22日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（2008年）

4月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたニシノテンカ決め手に屈してハナ差の2着となった。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったツバサドリームにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

8月23日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンパンファイトをクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシュリクンに3/4馬身届かず2着となった。