シュリクン（2005年生、母ヴァージンスマイル）

シュリクン（2005年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名愛称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時18歳）と交配したヴァージンスマイルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は落合一己。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のオホーツクハンデキャップ(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、落合一巳から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月28日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月5日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月7日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアバレダイコを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

3歳（2008年）

1月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウドレイクをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったナンヨーリバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユビキタスにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月21日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスズカフェローに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のバルバロを3/4馬身振り切って優勝

10月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（2009年）

5月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（9戦2勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5歳（2010年）

11月28日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、福山大賞典トライアル山野峡特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアポロコマンダーから2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2011年）

1月2日、中4週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた17戦目は、正月特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた18戦目は、菜の花賞（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。