ジーノカロリーナ（2018年生、母ベッロカリーノ）

ジーノカロリーナ（2018年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「気高いという意味を持つ人名より+自由人の意味を持つ人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時13歳）と交配したベッロカリーノが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道牧場。主な勝ち鞍は2021年の祝!綱島さん昇格特別(一般C3 21)。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月6日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は404kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月17日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアイスクリン特別（高知ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグルーヴィカグヤに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデルマニッコウにアタマ差届かず2着となった。

10月10日、中2週で迎えた10戦目は、祝!綱島さん昇格特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のティーグランパに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 16（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で嬉勝則騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で嬉勝則騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月4日、中3週で迎えた13戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で嬉勝則騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったコスタアレグレに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3 13（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で嬉勝則騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で嬉勝則騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2022年）

1月19日、中2週で迎えた16戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた17戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヤイロウェイヴに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

2月15日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のチャットムーンを半馬身振り切って3勝目を手にした。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、チューリップ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた20戦目は、45回目のHBD特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷間勇太騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた21戦目は、高知の人馬に敬意特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で郷間勇太騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた22戦目は、高知サイコチョー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷間勇太騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルイルアンメールに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で郷間勇太騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエガオガキュートに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

5月7日、中1週で迎えた24戦目は、立夏特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で郷間勇太騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で郷間勇太騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で郷間勇太騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で郷間勇太騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、コットンスノーに半馬身交わされて2着となった。

7月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1 C2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で郷間勇太騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のジョイフルを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月7日、中3週で迎えた29戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、五位山緑地公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ダルムシュタットに交わされて1馬身差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた30戦目は、小金滝特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（13戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオウケンスターダムに3馬身の差をつけて制した。

デビュー前

田中譲二厩舎（高知）へ入厩。

10月15日、中6週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のミラク特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（14戦6勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。