カランクール（2017年生、母フィールマイハート）

カランクール（2017年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「心から抱きしめる（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時14歳）と交配したフィールマイハートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日進牧場。主な勝ち鞍は2020年のファンです★笠松(一般C6)。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3歳（2020年）

1月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったアラタにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

8月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月6日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

11月2日、中7週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた9戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、ファンです★笠松（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッツシンクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2021年）

9月9日、約8か月半の休養明けで迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、平湯峠賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノエルドールに6馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったビービーブレイデンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

11月12日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた15戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（2022年）

1月13日、中3週で迎えた16戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピースラヴィングをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

2月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

3月31日、中6週で迎えた19戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったキャットリングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイキザマを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、晩春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（11戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた23戦目は、加藤和宏記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったジェーニョにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で向山牧騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で向山牧騎手（14戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、C級セレクション（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で向山牧騎手（15戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で向山牧騎手（16戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた28戦目は、涼風賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で向山牧騎手（17戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で向山牧騎手（18戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた30戦目は、C級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で向山牧騎手（19戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファンスマイルを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、五平餅賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた33戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた34戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた35戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったハナウタマジリに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた37戦目は、B4組（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

6歳（2023年）

1月12日、中1週で迎えた38戦目は、初春賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野誠毅騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた39戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。