トウカイピアレス（2010年生、母トウカイピュア）

トウカイピアレス（2010年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したトウカイピュアが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、地方37戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の陽春特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2013年）

5月24日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレディーギャレットに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るアーケオプテリクスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

11月14日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた9戦目は、うまレター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、磯山さやか賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、よみうりランド賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた13戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（9戦2勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したドラゴンボーヤを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた15戦目は、優駿の門アスミ第6巻発売記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（10戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のロヴィーサに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

6月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、高麗山特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた19戦目は、海開き特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったスガキュールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のシェイドトゥウインに2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

8月18日、中3週で迎えた21戦目は、向日葵特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた22戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5歳（2015年）

1月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

1月26日、中2週で迎えた26戦目は、古賀ちゃん結婚おめでとう記念（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイツーエマーに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

2月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた28戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（9戦3勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンノアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。

3月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定戦の川崎ヴィーナスシリーズ19スイートピー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で瀧川寿希也騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月30日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、あやめ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で瀧川寿希也騎手（11戦4勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた31戦目は、薄暑特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で瀧川寿希也騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月8日、中3週で迎えた32戦目は、南風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で瀧川寿希也騎手（13戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったトキノサコンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月3日、中3週で迎えた33戦目は、山開き特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で瀧川寿希也騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた34戦目は、藤沢市特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で瀧川寿希也騎手（15戦4勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦のききょう賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で瀧川寿希也騎手（16戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィーリンググーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝

9月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、伊勢原市公式キャラクタークルリン記念（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で瀧川寿希也騎手（17戦5勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングジーンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月25日、中2週で迎えた37戦目は、滑川町谷津田米生産者組合設立記念（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で瀧川寿希也騎手（18戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴィグシュテラウスにクビ差届かず2着に甘んじた。