フィーリンググー（2012年生、母スマートダズル）

フィーリンググー（2012年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のセイントアレックス（当時5歳）と交配したスマートダズルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方25戦5勝2着5回。2014年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で4着に入った他、2014年の栄冠賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

9歳のとき、グランド牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

4月23日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカミングオブエイジを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月12日、中6週で迎えた2戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた3戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたティーズアライズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月14日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

3歳（2015年）

8月18日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のききょう賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トウカイピアレスにクビ差交わされて2着となった。

9月7日、中2週で迎えた10戦目は、快速賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったベルウッドタイガに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、胡桃特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーホウビーストに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中3週で迎えた13戦目は、トナカイ特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモウィローを鬼脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、オーラゼウスに交わされて2馬身差の2着となった。

1月25日、中2週で迎えた15戦目は、湯河原梅林「梅の宴」特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームエルダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月4日、中5週で迎えた16戦目は、ブラッドストーン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソウブテイオーを次元の違う末脚で半馬身差し切って優勝

4月1日、中3週で迎えた17戦目は、オールデスト4 川崎ライオンズクラブ記念（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のジュリエットレターをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月27日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

5月24日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

7月21日、中7週で迎えた20戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

11月4日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（7戦4勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

12月15日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、ウインターイルミネーションカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5歳（2017年）

1月2日、中2週で迎えた23戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた24戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の駿風スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。