ティーズアライズ（2012年生、母ナムラエラン）

ティーズアライズ（2012年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋上昇」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時18歳）と交配したナムラエランが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方36戦3勝2着4回。2015年の東京プリンセス賞(牝S1)に勝利した他、2014年の栄冠賞(地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、立山伸二によって189万円で落札された。

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月5日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコルセアをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

6月12日、中4週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンターザスフィアを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフィーリンググーをクビ差振り切って優勝

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

9月7日、中6週で迎えた5戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月16日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月5日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のすみだ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したララベルを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

3歳（2015年）

2月14日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスターローズに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

6月3日、中5週で迎えた13戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’15スターバーストカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた15戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

12月30日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着に入った。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、北極星賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月27日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた21戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた22戦目は、’16スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月19日、中4週で迎えた23戦目は、ギャラクシー賞（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、オーガスト賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたドレッドノート決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月11日、中5週で迎えた25戦目は、夢と誇りあるふるさと葛飾賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月17日、中4週で迎えた26戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた27戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ノースウインド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた28戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

5歳（2017年）

4月18日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、北極星賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた30戦目は、’17メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた31戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、地方重賞のグランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた33戦目は、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた34戦目は、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月31日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた35戦目は、スマホアプリ JA2MP特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた36戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた37戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、ハーツクライ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッドペリグリンに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた38戦目は、静内産米「万馬券」特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた39戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。