フジヤマサクラ（2003年生、母カツラドライバー）
Fujiyama Sakura
2003.02.02
フジヤマサクラ（2003年2月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋桜」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時5歳）と交配したカツラドライバーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方24戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上B2-2。
経歴
デビュー前
当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、藤本美也子によって1,890万円で落札された。
森秀行厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2005年）
11月19日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。
12月11日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。
3歳（2006年）
1月9日、中3週で迎えた3戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。
2月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の梅見賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。
3月18日、中2週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。
7月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。
7月15日、中1週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
7月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。
9月24日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。
11月11日、中6週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。
4歳（2007年）
1月6日、中7週で迎えた11戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。
2月10日、中4週で迎えた12戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は川野幸治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。
2月25日、中1週で迎えた13戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、セカンドジェネレーション騎手招待第2戦（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスイートレモンを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。
3月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川野幸治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。
4月21日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
5月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
5月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスオウライデンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
6月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川野幸治騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。
6月24日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川野幸治騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロトペガシスをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。
7月21日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川野幸治騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。
7月29日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川野幸治騎手（9戦2勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキバイヤンセを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。
8月16日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川野幸治騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。
9月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で川野幸治騎手（11戦3勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。
10月7日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で川野幸治騎手（12戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したステルスグリーンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。
10月27日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で川野幸治騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイングブレーヴに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。
11月11日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で川野幸治騎手（14戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。
11月23日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で川野幸治騎手（15戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキンノトウを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。
12月9日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で川野幸治騎手（16戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。
5歳（2008年）
1月2日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で川野幸治騎手（17戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。
1月19日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で川野幸治騎手（18戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。
2月3日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で川野幸治騎手（19戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アキノチャレンジに交わされて2馬身差の2着となった。
2月24日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 小雪/良）に出走。鞍上は19戦連続で川野幸治騎手（20戦4勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。