タツショウワ（1998年生、母ヘッディンウエスト）

タツショウワ（1998年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時15歳）と交配したヘッディンウエストが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地36戦4勝、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の相模湖特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月11日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（2001年）

1月11日、中6週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの福寿草特別（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のラフィットに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月6日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のアフリートパスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月16日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4歳（2002年）

1月20日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジヤマシンゲキを驚異的な末脚で半馬身差し切って3勝目を獲得した。

5月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月2日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の立冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

5歳（2003年）

3月29日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の飯坂特別（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月3日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月11日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

6月1日、中2週で迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月5日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

6歳（2004年）

11月7日、約13か月の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスイートチャームをクビ差だけ差し切って久々に美酒を浴びた。

12月25日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

7歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の飯坂特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

5月1日、中2週で迎えた34戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた36戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

11月13日、約5か月の休み明けで迎えた37戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

8歳（2006年）

1月14日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた38戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。