トーアスキー（1985年生、母キタノガビー）

トーアスキー（1985年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時10歳）と交配したキタノガビーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡清。戦績は、中央平地18戦4勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の大沼ステークス(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

9月13日、デビュー戦は伊藤稔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は406kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシンテンションをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月10日、中3週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた3戦目は、飯田明弘騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（1988年）

1月10日、中8週で迎えた4戦目は、4歳400万下の若竹賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田明弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシヨノフリーデンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の呉竹賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田明弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月18日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の川西特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグリーンマナードを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（1989年）

8月5日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリアルフォンテンに2馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

8月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のロードリーナイトに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月29日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシノーポリーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（1990年）

6月10日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったオンユアサイドにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、5歳以上900万下の御嶽特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（1991年）

12月20日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた19戦目は、深見明宏騎手を鞍上に迎えて、駒野特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。