サンクフィーユ（2019年生、母キャトルフィーユ）

サンクフィーユ（2019年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「五つ葉のクローバー(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したキャトルフィーユが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

3月5日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のハギノモーリスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアメリカンスターに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月11日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2023年）

4月22日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイシンビヨンドをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

9月10日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（2024年）

4月20日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のマチカゼに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

9月28日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。