ミリオンフィルムズ（2005年生、母ケンタッキースルー）

ミリオンフィルムズ（2005年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「１００万＋フイルム」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時9歳）と交配したケンタッキースルーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は聖心台牧場（有）。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のセカンドトライ。

経歴

デビュー前

織田誠厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2007年）

8月22日、デビュー戦は松平幸秀騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は397kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったハツネスキッパーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた3戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドドントコイに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のキャリーアップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ユキノブロッサムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月21日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のビッグマイウエーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2008年）

3月27日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳F1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイキナイチマツに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（3戦2勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳F1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマイスカイレインを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月24日、中3週で迎えた11戦目は、3歳F1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノラヴマーチを豪快な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

10月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモントレルドを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

11月27日、中1週で迎えた17戦目は、ラジオ関西賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた18戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦のNew Year スプリントカップ（園田ダート1230m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川原正一騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた21戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。