タガノラヴマーチ（2004年生、母ドシル）

タガノラヴマーチ（2004年2月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛の行進曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したドシルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、地方28戦9勝2着10回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上A3一。

経歴

デビュー前

栗林徹治厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2007年）

8月9日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、3歳F5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は501kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユキミプロスパーに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中9週で迎えた2戦目は、3歳以上D8二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タガノトップガンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シンボリシューマンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシンボリシューマンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上D7一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルストンキララに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、村井裕章騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズステージROUND4（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスカーレットドレスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（5戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シルクバリアントに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月26日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上D7一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハニカミオージを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルローザに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のハギノポンパドールに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月10日、中1週で迎えた11戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6一（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のワイカラーズに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月10日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のギフトラップに3馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（10戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のレッドアメリカンに3馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（11戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上B1一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のデンコウシャーリーに1馬身1/4の差をつけて8勝目を掴み取った。

9月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上A3一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（13戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメディアスローンに1馬身3/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月30日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（14戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ミリオンフィルムズに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2009年）

1月13日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上A3一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（15戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた19戦目は、こんだ薬師温泉特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（16戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ドンペトリュスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月12日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（17戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったハイズワンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた21戦目は、たんぽぽ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で下原理騎手（18戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で下原理騎手（19戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月19日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で下原理騎手（20戦8勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で下原理騎手（21戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、トウケイトロイに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で下原理騎手（22戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

12月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で下原理騎手（23戦8勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で下原理騎手（24戦8勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

2月18日、中6週で迎えた28戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で下原理騎手（25戦8勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。