シンボリシューマン（2004年生、母スイートミミ）

シンボリシューマン（2004年3月30日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時7歳）と交配したスイートミミが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、地方31戦14勝2着5回。2008年の園田金盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉行龍穂厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2007年）

10月30日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、3歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は487kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノラヴマーチを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタガノラヴマーチに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月27日、中1週で迎えた3戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガッツマンに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨシカツエイトに7馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4歳（2008年）

1月9日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したユキミプロスパーにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモエイトビートに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月31日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のレオバラードに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月28日、中3週で迎えた8戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したフサイチモナコにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったアキノキャプテンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバサラオージャーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月3日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上B3一（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャークモネに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイブレッドに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B1二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（7戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブルーラグーンに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月6日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（8戦7勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のサクラプライムに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月3日、中3週で迎えた18戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したアザレアボーイにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月1日、中3週で迎えた19戦目は、豊岡・コウノトリ特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のビクターハロンに約10馬身の大差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上A1二（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンペールウルトラに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月12日、中3週で迎えた21戦目は、円山川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したベルモントヤマユリに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月4日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月3日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月5日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミブロボーイに3馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

2月19日、中1週で迎えた25戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1870m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

12月17日、約10か月の休養明けで迎えた26戦目は、HBA協賛馬産地特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、『紙面刷新』競馬キンキ杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた28戦目は、伊藤晋一騎手を鞍上に迎えて、We Love Sweets 初夢賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月2日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。