ハイブレッド（2003年生、母サンタムール）

ハイブレッド（2003年3月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「育ちの良い、上品な」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時18歳）と交配したサンタムールが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方35戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の淡路カーネーション特別(B3二)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月10日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったドリームパスポートに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2006年）

2月18日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2007年）

1月30日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた6戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上B3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B3二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月30日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、メイショウシオギリに交わされて5馬身差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクスナイパーにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5歳（2008年）

1月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハクホウダンディーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた22戦目は、淡路カーネーション特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイヴォイジャーを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

6月3日、中3週で迎えた23戦目は、パール特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた24戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったシンボリシューマンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月14日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（15戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月8日、中1週で迎えた27戦目は、南あわじ市淡路人形特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（16戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（17戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた29戦目は、香美町松葉ガニ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（18戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6歳（2009年）

1月7日、中8週で迎えた30戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、兵庫の特産品特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3月10日、中8週で迎えた31戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、しゃくやく賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で渡瀬和幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月30日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた37戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で渡瀬和幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月9日、中9週で迎えた38戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた40戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤隆一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。