アキノキャプテン（2004年生、母エンジェルスポート）

アキノキャプテン（2004年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時7歳）と交配したエンジェルスポートが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の西脇市日本のへそ特別(B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、穐吉正孝によって2,646万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

4歳（2008年）

3月4日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったナムラマッハに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったゲームアディクトを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のシンボリシューマンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、はしたま特別（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグラスマイウエーに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月2日、中3週で迎えた8戦目は、西脇市日本のへそ特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るデンコウシャーリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

5歳（2009年）

7月26日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。