ナムラマッハ(2004年生、母ファインメロディ)
Namura Mach
2004.04.30
ナムラマッハ(2004年4月30日)は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+超音速流の研究を行った物理学者名(エルンスト・マッハ)より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン(当時6歳)と交配したファインメロディが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は(有)いとう牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方40戦12勝2着8回。主な勝ち鞍は2008年の夕刊フジ賞(B2一)。
経歴
デビュー前
野村彰彦厩舎(栗東)へ入厩。
3歳(2007年)
3月24日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利(阪神芝1400m 小雨/良)に出走。馬体重は452kg。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。
4月22日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(京都芝1200m 小雨/良)に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。
5月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利(京都芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は秋山真一郎騎手(1戦0勝)。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。
6月3日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(中京ダート1700m 晴/良)に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。
7月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利(阪神芝1800m 外回り 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手(1戦0勝)。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。
7月29日、中3週で迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(小倉芝1200m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。
8月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利(小倉芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は太宰啓介騎手(2戦0勝)。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
9月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下(阪神芝1400m 曇/良)に出走。鞍上は幸英明騎手(1戦0勝)。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。
10月14日、中1週で迎えた9戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下(京都ダート1200m 晴/良)に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。
10月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下(京都ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手(1戦0勝)。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。
11月28日、中3週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6一(園田ダート1400m 曇/良)に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオーミメリッサに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
12月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上D2二(園田ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手(1戦1勝)。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアデオスに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
4歳(2008年)
1月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上D2一(園田ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手(2戦2勝)。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のサッカービートに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
1月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C4二(園田ダート1400m 曇/不良)に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手(3戦3勝)。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、バブルスプリングスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。
2月8日、連闘で迎えた15戦目は、ジャンボトロンカップ(園田ダート1400m 曇/稍重)に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手(4戦3勝)。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
3月4日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C4二(園田ダート1400m 曇/稍重)に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手(5戦3勝)。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオーパスマグナムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。
3月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C4二(園田ダート1400m 晴/稍重)に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手(6戦3勝)。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアキノキャプテンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
4月15日、中2週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一(園田ダート1400m 晴/稍重)に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したファインメモリーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
4月29日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B3一(園田ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は田中学騎手(7戦4勝)。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のオーパスマグナムに5馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。
5月21日、中2週で迎えた20戦目は、夕刊フジ賞(園田ダート1700m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手(8戦5勝)。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のキングケイザンオーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
7月3日、中5週で迎えた21戦目は、さよう特別(姫路ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手(9戦6勝)。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
7月31日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上B1二(園田ダート1700m 雨/良)に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手(10戦6勝)。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。
8月15日、中1週で迎えた23戦目は、楽天競馬特別(園田ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手(11戦6勝)。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。
9月27日、中5週で迎えた24戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、りんどう特別(福山ダート1600m 晴/稍重)に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフレアリングクインに約13馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。
10月12日、中1週で迎えた25戦目は、秋祭り特別(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手(1戦1勝)。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のジトゥルーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。
10月26日、中1週で迎えた26戦目は、しずない産米「万馬券」特別(福山ダート1600m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手(2戦2勝)。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドコガネに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
11月24日、中3週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ファンタジスタカップ第2戦(福山ダート1800m 雨/重)に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
12月7日、中1週で迎えた28戦目は、芦田川賞(福山ダート1600m 晴/重)に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手(3戦3勝)。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウエイサンドから1馬身半差の2着に敗北した。
12月20日、中1週で迎えた29戦目は、ゆず特別(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手(4戦3勝)。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のリバティアイランドに半馬身の差をつけて10勝目を達成した。
5歳(2009年)
1月4日、中1週で迎えた30戦目は、万両特別(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手(5戦4勝)。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
1月24日、中2週で迎えた31戦目は、寒菊特別(福山ダート1600m 晴/稍重)に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手(6戦4勝)。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月1日、連闘で迎えた32戦目は、菜の花賞(福山ダート1800m 曇/重)に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手(7戦4勝)。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
2月15日、中1週で迎えた33戦目は、いろは丸特別(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手(8戦4勝)。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月1日、中1週で迎えた34戦目は、桃の花特別(福山ダート1800m 晴/重)に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手(9戦4勝)。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
3月22日、中2週で迎えた35戦目は、地方重賞のファイナルグランプリ(福山ダート1800m 雨/重)に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手(10戦4勝)。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
4月19日、中3週で迎えた36戦目は、はなみずき特別(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は9戦連続で岡田祥嗣騎手(11戦4勝)。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5月4日、中1週で迎えた37戦目は、牡丹特別(福山ダート1800m 曇/良)に出走。鞍上は10戦連続で岡田祥嗣騎手(12戦4勝)。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。
5月24日、中2週で迎えた38戦目は、つりがね草特別(福山ダート1600m 曇/良)に出走。鞍上は11戦連続で岡田祥嗣騎手(13戦4勝)。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノグリッターに半馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす
6月7日、中1週で迎えた39戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、青梅特別(福山ダート1600m 晴/良)に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月22日、中1週で迎えた40戦目は、あざみ特別(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手(14戦5勝)。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。
7月4日、中1週で迎えた41戦目は、ほうせんか特別(福山ダート1600m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手(15戦5勝)。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。
7月26日、中2週で迎えた42戦目は、岡山県馬事畜産振興協議会会長賞(福山ダート1600m 雨/不良)に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手(16戦5勝)。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8月9日、中1週で迎えた43戦目は、横山フルーツ賞(福山ダート1600m 雨/不良)に出走。鞍上は渡辺博文騎手(1戦0勝)。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノグリッターに2馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす
8月30日、中2週で迎えた44戦目は、りんどう特別(福山ダート1600m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手(2戦1勝)。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月20日、中2週で迎えた45戦目は、開設60周年記念 広島県馬主会会長賞(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手(17戦5勝)。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズアブソーブから2馬身差の2着となった。
10月4日、中1週で迎えた46戦目は、汐風賞(福山ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手(18戦5勝)。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズアブソーブから3馬身差の2着となった。
10月26日、中2週で迎えた47戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、オータム特別(福山ダート1600m 曇/稍重)に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
11月14日、中2週で迎えた48戦目は、紫式部特別(福山ダート1600m 晴/不良)に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手(19戦5勝)。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
11月23日、連闘で迎えた49戦目は、つわぶき特別(福山ダート1600m 晴/重)に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手(20戦5勝)。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったルルドウォーターから1馬身差の2着となった。
11月29日、連闘で迎えた50戦目は、芦田川賞(福山ダート1600m 曇/稍重)に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手(21戦5勝)。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドコガネから半馬身差の2着に敗北した。